SENNHEISERの密閉型ヘッドホン【HD429s】の紹介と口コミ・価格

　2013年4月に発表された密閉ダイナミック型のオーバーヘッドタイプ・ヘッドホン。

HD419の上位機に当たるHD429のマイク付モデルです。
APPLE製品をはじめ、Androidなどの幅広いスマートフォン製品に対応しており、モバイルユースの利便性が高まりました。

アラウンドイヤータイプのハウジングから伸びるケーブルは1.2mの片出し式で、総重量は約195gとかなり軽め。

頭頂部や側圧などがソフトな造りなので、ロングリスニングもストレスなく楽しむことができるのが魅力。
価格はHD429より2千円ほど高めの、8,000～10,000円となっています。

HD429sの気になる音質レビュー

ゼンハイザーといえば中～高音域の鳴りの良さに定評がありますが、こちらは密閉型なこともあり、HD429sはどちらかといえば低音寄り。

とはいえ「ゼンハイザーにしては」という前書きをつけたほうがいい程度で、実際にはドンドンとしたパンチのある重低音ではありません。

量はありつつも主張しすぎず、中～高音域をバランスよく支える土台として丁度よい音を奏でます。強すぎる低音が苦手な人にはぴったりです。

HD429sはゼンハイザーらしい柔らかい音質ではありますが、上位シリーズのHD500番台よりは、ふわりとした浮遊感や音場の広さに物足りなさを感じるという声も。

良くも悪くも値段なりの音質になっています。
また、密閉型ですがやや音漏れもするので、爆音での使用には注意が必要です。

このHD400番台は、本機も含め国内ではあまり注目されておらず、レビューの少ない商品です。実際の評価は、視聴や実際に購入してみてこれからあなたが決めていってください。